こんなものがあれば良いと想像すらしていなかった。indiegogoでクラウドファウンディングによる資金調達を目指しているBeatBuddyの話だ。エフェクターの類に見えるが、これが実はドラムサウンドを鳴らすためのマシンなのだ。ギター・エフェクターに繋いでブレイクビーツのようなサウンドを鳴らすことができる。ギターを弾きながら、同時にドラム演奏をするようなこともできる。
簡単に言ってしまえばエフェクター型ドラムマシンということだが、製作者によれば、これまでに存在しなかったプロダクトであるとのこと。さまざまなドラムパターンやフィルインを足だけで操作することができ、またコンピューターを使って事前にさまざまな設定を行っておくこともできる。テンポの変更はペダルについているノブで行う。目標資金調達額は7万5000ドルであったが、すでに11万8000ドル以上の資金が集まっている。最初期申込み割引価格である179ドルでの申込みは既に完売となっている。プロダクト出荷時期は4月となる予定だ。
使い方は非常に簡単そうだ。ペダルを踏めばドラムパターンが流れる。パターンを演奏中に再度ペダルを踏めばフィルインを加えるたり、バースからコーラスへ移行することができる。サウンドについてはMIDI機器から読み込んでおいてもいいし、内蔵されている200以上のパターンをそのまま使っても良い。
2. 再度ペダルを踏んでフィルイン追加。フィルインは毎回異なるものが再生され、ライブ感を出す
3. トランジションの際はペダルを踏み続ける
4. トランジション終了時にはペダルをリリースする。すると次のパートが演奏されるようになる(バースからコーラスへ等)
5. フットスイッチによりアクセントをつけることも可能(バース部分でのハンドクラップ音や、コーラス時のシンバルクラッシュ音など)
6. ペダルの二度踏みでエンドフィルを入れて演奏が止まる(三度踏みで即時停止)
尚、製品にはドラムトラック作成プログラムのGoranGrooves Studioも同梱されている。
開発チームはマイアミを拠点に活動していて、ギタリスト兼ソングライターのDavid Packouzが率いている。自分たちのホットなロックンロールにドラムサウンドを加える方法は他にもある。しかしこのBeatBuddyはとても面白そうだ。路上ライブなどでも、これを使ってで下手な演奏を隠すことが出来るのではなかろうか。いや、筆が滑った。ともかく注目を集めることは間違いないだろう。
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(翻訳:Maeda, H)