クラウドファンディングサービスの先駆けであるKickstarterが年内にも日本でサービスを提供すると発表した。今朝方、Kickstarterの公式ツイッターがその旨を告知している。Kickstarterのサイトの方にも日本ローンチを伝えるページを開設しているが、具体的なローンチの日付などはまだ開示していない。
Big news! Creators in Japan will be able to launch projects on Kickstarter this year: https://t.co/RrKup5ohGQ
お楽しみに! pic.twitter.com/TDRqXgne6P
— Kickstarter (@kickstarter) 2017年5月17日
ご存知の方も多いだろうが、2009年4月に誕生したKickstarterはプロジェクトを告知して、多くの人から資金を募ることができるクラウドファンディングサービスだ。Kickstarterのサイトによると、これまでに10万以上のプロジェクトがクラウドファンディングに成功し、1200万人から総額30億ドルが集まったという。テクノロジー分野ではOculus VRやPebbleなどがKickstarterのキャンペーンを成功させ、注目を浴びた。
Kickstarterでクラウドファンディングキャンペーンを実施した日本のスタートアップもある。例えば、ウェアラブルデバイスのMoffやVR触角コントローラーUnlimitedHandなどだ。最初から海外展開も視野に入れているスタートアップは海外の豊富なユーザーに訴求できるKickstarterを選んでいるようだ。
日本で展開している競合サービスにはCAMPFIREやサイバーエージェントが運営するMakuakeなどいくつかある。今回の日本ローンチで、Kickstarterが日本発のキャンペーンと海外の支援者をうまくつなげらるような支援も提供するなら、それは他サービスとの大きな差別化になりそうだ。