クリスマスプレゼントにドリフト、スピン自由自在のクレージーなRazor Crazy Cartはいかが?

以前もRazor Crazy Cartについて書いたが、そうとうにクレージーなシロモノだ。今回は実際にウチの子供たちが乗っているもようをビデオでご紹介する。もし十分なスペースとヘルメットなどの安全用具を用意できるなら最大時速32kmで走り回れるこの乗り物に子供たちは大喜びするだろう。開発したのはRazorスクーターの会社だ。

Crazy Cartは、重心が極端に低い頑丈な電動ゴーカートだ。クレージーな操縦装置を備えており、極端な急旋回やドリフトが思いのままにできる。満充電で40分乗れる。対象年齢は9歳以上となっている。小さい子はペダルに足が届かない。ヘルメットなどの安全具は絶対に必要だ。

ウチの子供たちはまだ今より温かい時期に数週間乗り、文字通り何時間もスピンやスライドを楽しんだ。電池が切れると充電してまた乗るという具合だった。今までに試したこの種のカートの中で最高の出来だと思う。独特の操縦性でスピードが速い上に、非常に安定していてまず転倒しない。たいへんに楽しそうだ。

クリスマス・プレンゼントに最高だろうが、当地、ニューヨークのような寒い地方では外に持ち出すのは気候がよくなるまで待った方が良さそうだ。Crazy Cartが楽しいのはやはり夏だろう。Razorは大人用のXLというモデルも販売しているが―保険がこれをカバーしているかどうか確かめておいた方がいい。大人用は800ドル前後だ

〔日本版〕Crazy Cartは前1輪駆動で、その他の車輪は手押し台車の後輪のように自由な方向を向く。駆動論は左右に180度強切れたところでロックする(360度回転はしない)。車体がどちらを向いていても全体として駆動輪の向いている方向に移動する。

サイドブレーキ風のレバーは後輪のキャスターを変化させる。通常位置では後輪には強いキャスター角が与えられているため車体は駆動輪の向きに追随する。レバーを引き上げると後輪のキャスター角がゼロになるため遠心力で車体が振り出されドリフト(的な)姿勢となる。ブレーキがないので停止させるためにはアクセルを離し、ハンドルを切ってキャスターレバーを引き上げ、スピン状態にして自然に停止するのを待つ。詳しくはマニュアル(PDF)参照。

トイザラスUSで販売しているがアメリカ国外への発送は受け付けていない。

これはRazorが作ったケン・ブロックのジムカーナ・ビデオのパロディー。箱を被せたCrazy Cartで倉庫内を疾走している。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+