予定していた10月初旬のリリースを延期した後、Samsung(サムスン)はAndroid 10で動作するOne UIのベータ版を配信した。Androidのスキンに相当するバージョン2.0は、最初のバージョンのベータ版(2018年11月にリリース)からわずか1年足らず後に登場した。そのコンセプトは初期バージョンに逆行するもので、Google(グーグル)のオペレーティングシステムをよりシンプルにしようとしている。
メーカー各社がAndroidに独自カスタムをほどそうとしているのは、たとえ時に見当違いだとしても、理解できる。Samsungの最初のOne UIの狙いは、ソフトウェアとハードウェアが完璧な調和で協力し、動作することだ。
One UIは主にこの分野で成功している。そして当然ながら、サムスンはそのロールアウトに慎重で、Android 10のリリース前に、再度パブリックベータ版の配信を選択している。「いくらかの」米国のGalaxy S10の所有者は、米国時間10月14日からパブリックベータプログラムにサインアップできる。なお、正式リリースは「数カ月後」に予定されている。つまり、多くのGalaxyスマートフォンからフィードバックを集めようとしているのだ。
サムスンによると、新機能は次のとおりだ。
- 新しくよりスマートなアニメーションアイコンのレイアウトと、エッジライティングの改善
- コンテンツ表示時に画面の明るさを下げ、バッテリー消費を節約する拡張ダークモード
- 小型化したポップアップ、埋め込み式の読み込みインジケータ、必要なボタンのみの表示機能
- アプリケーションを一時停止するフォーカスモード
サムスンのブログには、詳細な情報が掲載されている。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)