日本企業で時価総額が1兆円を超えるのは全体の約3%程度だ。ファッションECの「ZOZOTOWN」などの運営で知られるスタートトゥデイは、8月1日の株式市場でその3%に仲間入りした。
8月1日のスタートトゥデイ株の終値は3395円で、それに発行済株式数を掛けあわせた時価総額は1兆580億円となった。スタートトゥデイの創業は1998年。創業から約20年で1兆円企業に成長したことになる。
「ところで時価総額1兆円って、どんなもんなの?」と思ったTechCrunch Japan読者のために比較すると、トヨタの時価総額は約20兆円で、ファッション業界の巨人ファーストリテイリングは約3.5兆円だ。
時価総額が1兆円付近の企業を並べていくと、大和証券、TDK、マツダ、住友化学、中部電力、東芝、ネクソンなどがある。他のインターネット企業と比較するとすれば、カカクコムが約3200億円、サイバーエージェントは約4300億円だ。
スタートトゥデイの2018年3月期1Qの決算資料によれば、売上高は前年同期比39.4%増の約294億円、営業利益は同59.3%増の約80億円となっている。なかでも主軸のZOZOTOWN事業は好調で、商品取扱高は約578億円にまで拡大。前年と比べると43.4%の伸び率だ。
TechCrunch Japanでは2017年3月、スタートトゥデイが子会社を立ち上げて東南アジアの投資を強化すると伝えていた。スタートトゥデイの株価推移は以下の通り。