ゼンリンは3月11日、スタートアップ企業への投資を通じた既存事業の成長と新規事業の創出を目的に、コーポレートベンチャーキャピタル子会社「ゼンリンフューチャーパートナーズ」を設立したと発表した。今後、総額25億円のファンドを立ち上げ、スタートアップへの投資を行う。
ゼンリングループは、これまでもM&Aおよび協業・資本提携により事業領域を拡大してきた。しかし、近年の位置情報ニーズの多様化や飛躍的な技術革新に対応し、既存事業の成長と新規事業の創出を加速するには、より広範・多岐にわたる分野・業種のスタートアップ企業との協業や資本提携が有効と判断したという。迅速な意思決定や投資実行を可能とするCVC子会社として、ゼンリンフューチャーパートナーズを設立し、CVC事業に進出することとした。
今後は、CVCを通じて、ゼンリングループとの事業シナジーが認められる企業への投資を行う。また、最先端技術や独自サービスを有するスタートアップ企業に対し同グループ経営資源の提供することで、新規事業の共創を実施するなど、柔軟かつスピーディーに実行できる体制を構築する。
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