チェーンゲート式空き駐車場もシェアできるakippaの新サービス

駐車場予約アプリ「akippa」(あきっぱ)を運営するakippaは、マンションや月極駐車場などに設置されているチェーンゲート式駐車場に対応したことを発表した。


アートと共同開発した、Bluetoothまたはテンキーでゲートを自動で開閉できる機器「シェアゲート」を使うことで実現する。同機器は、アートが開発した管理システム「ALLIGATE」(アリゲイト)連動しており、鍵や利用履歴などを一元管理できる。シェアゲートの施工・保守はアートが担当する。なお、無人ゲート式駐車場には対応済みだ。

2019年内の導入であれば初期費用は無料

akippaは、月極駐車場や個人宅の車庫、空き地、商業施設などで契約されていない空きスペースを、15分単位でネット予約して駐車できる、誰でも簡単に駐車場をシェア可能にするサービス。予約駐車場サービス、駐車場シェアサービスでは現在業界1位となる駐車場拠点数を確保しており、2018年11月現在で会員数は100万人を突破している。

チェーンゲート式駐車場

チェーンゲート式駐車場とは、無断侵入を防ぐために入り口がチェーンに仕切られている駐車場のこと。通常は、マンションに住んでいる人、もしくは月極駐車場の契約者でないとチェーンを操作して入り口を開けられないが、「シェアゲート」を使うことでakippaの利用者が一時的に操作可能になるわけだ。

マンションの管理組合や月極駐車場の運営元との協議は必要になるが、通勤に自動車を使っている場合は日中は空いている駐車場を貸し出せるのはもちろん、都市部を中心に問題になっているマンション内の空き駐車場を有効活用することもできる。

すでに大阪市にある24時間営業の「西長堀パーキング」 (大阪府大阪市西区新町4丁目10-13)は、2018年12月28日から「シェアゲート」を導入し、akippaのサービスに対応している。

akippaに対応した西長堀パーキング

投稿者:

TechCrunch Japan

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