政治家はテクノロジーをわかっていない劇場の最新版に、ようこそお帰り! 今回のゲストは、元ニューヨーク市長で現在トランプ政権でサイバーセキュリティアドバイザーを務める、ルドルフ・ジュリアーニ。
ルドルフ・ジュリアーニはTwitterやインターネットが分かっていない。
ジュリアーニが不注意でトランプを批判するウェブサイトへのリンクをツイートしただけでも十分当惑ものだが、しかし今、「Twitterは、誰かがロクでもない反大統領メッセージで私のテキストを侵害することを許した」と主張して、サイバー無知をさらに披露している。
何が起こったのか知らないで、ジュリアーニはTwitter内で明らかに反共和党の偏向があると決めつけてしまった。このTwitter非難の内容は、トランプと他の共和党員が証拠もないのに強固に主張したものだ。
「彼らは本当の反トランプではない、なんて言わせない」とジュリアーニは加えている。繰り返そう。誰がホワイトハウスのサイバーセキュリティアドバイザーなんだ。
説明はいたってシンプルだ。
11月30日のジュリアーニのオリジナルツイート(上記)では、G-20.inへのリンクが付いている文章の間にピリオドが含まれていなかった。一般人で目の鋭い人ーBBCはアトランタ在住のマーケティングディレクターJason Velazquezと報道したーがリンクをクリックし、その先が空っぽであることに気づいた。そしてすかさず、そのドメインを登録し、ジュリアーニのリンク先に“ロクでもない反大統領メッセージ” のあるウェブサイトを作った。
「URLが使えるとわかったとき、胸が高鳴ったよ。こう思ったのを覚えてる。こいつージュリアーニーは全然知らないはずだ」と VelazquezはBBCに語っている。「僕は素早く自分のファイルをアップロードし、自分がやったことをツイートし、アパートを出たよ」。
ツイートそのものはメディアによって十分に拡散されたが、ジュリアーニのこのトピックへの滑稽なカムバックがさらに拡散させた。
ジュリアーニのいずれのツイートも、太平洋標準時間12月4日22:40現在そのままになっていて、削除されていない。今回の件をポジティブにとらえると、ジュリアーニは前のツイートに返答することでTwitterスレッドの作り方を学んだようだ。
トランプの元顧問弁護士だったマイケル・コーエンが嘆願を出したときに送ったおかしなメッセージに続き、今回もジュリアーニによるTwitterを舞台とした新たなコメディとなった。
このツイートは、トランプによる昨年の“covfefe”タイピングミスを思い出させた。
イメージクレジット: Tasos Katopodis / Getty Images (Image has been modified)
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(翻訳:Mizoguchi)