IT起業家、ベンチャーキャピタリスト転じて大統領政権移行チームの重要メンバーとなったピーター・ティールとのブロマンス〔男の友情〕はさておき、選挙期間中のドナルド・トランプとテクノロジー界の関係はかなり緊張したものだった。シリコンバレーは全体として対立候補を支持しており、逆にトランプ候補はAppleからAmazonのジェフ・ベゾスに至るまでテクノロジー企業のトップに手荒い言葉を浴びせた。
しかし11月に選挙結果が出てからはAppleのティム・クックも和解と統一を呼びかけており、トランプも腰を下ろしてテクノロジー・ビジネスのトップ・リーダーたちと話し合う機会を持とうとしているようだ。ピーター・ティール、大統領主席補佐官に決まったレインス・プリーバス、女婿で顧問のジャレド・クシュナーは連名でテクノロジー企業のトップをラウンドテーブル形式でのミーティングに正式に招待した。会合はニューヨークのトランプタワーで12月14日に開催される。
このニュースはPoliticoが報じ、USA Todayが確認したが、参加者、議題も含めて具体的な内容はほとんど明らかになっていない。しかし最近のトレンドを考えれば、サイバー・セキュリティー、ネット中立性はもちろん職をいかに増やすかも議題となると考えていいだろう。
選挙期間中にも目立った次期大統領の論争的な性格からして、招待された人物と同時に招待されなかった人物、企業の名前も同様に重要だ。われわれは関係者にコメントを求めているので新たな情報が得られ次第アップデートする。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)