ネイティブの人と対話しながら言葉を学ぶBusuuがユーザ数3500万ダウンロード数2000万に達す

ネイティブの人と直接対話する外国語学習サイトBusuuは、自己資金だけでスタートし、多くのユーザを獲得してきた。同社は昨年、PROfounders Capitalほか数社の投資家から、350万ユーロのシリーズA資金を調達した(その前にシード資金の調達もある)。現在のユーザ数は3500万に達し、昨年は対応言語が11に増えた。アプリのダウンロード数はiOSとAndroid合わせて2000万に達する(スマートフォン+タブレット)。言語や教育のアプリとしては、相当大きな数字だ。

世界全体で、ダウンロード数の62%がiOS、38%がAndroidだ。ダウンロード数の多い上位国は合衆国とドイツとロシアだが、ブラジル、トルコ、中国などの途上国市場が急進している。人気言語の上位三つは、英語、フランス語、そしてスペイン語だ。

Busuuは、コミュニティが大きくて活発なことも重要な戦略要素だ。そのコミュニティの中で、学習者はネイティブの人に練習問題の答えを書いて送る。すると相手がそれを修正する。学習者は相手に対して同じことをし、今度は自分の国の言葉を相手に教える者として振る舞う。

オンライン教育サービスとして有名なCourseraでもユーザ数は500万だから、Busuuの成績は相当良い。言語学習の老舗Rosetta Stoneはこの春、シアトルのオンライン言語学習コミュニティLivemochaをキャッシュ850万ドルで買収した。出口時点でLivemochaのコミュニティメンバーは1600万名だった。そして6年間で1900万ドルを調達している。これに対しBusuuのこれまでの調達資金は456万ドル、メンバー数は3500万だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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