11月16日と17日に渋谷ヒカリエで、スタートアップイベント「TechCrunch Tokyo 2017」を開催する。今回、タスク管理ツールTrelloのHead of Productを務め、Fog Creek Softwareの共同ファウンダーであるMicheal Pryor氏の登壇が決まったのでお知らせしたい。
TechCrunch Japanの読者の中には、仕事や家事のタスクをto-doリストにまとめて管理しているという人も多いかと思う。タスク管理ツールにはtodoistやwunderlistなどいくつかあるが、Trelloはカードにタスクを入力して管理できるのが特徴のサービスだ。
Trelloは2011年にFog Creek Softwareの社内プロジェクトとして始まった。その後クローズドベータ版の公開を経て、2011年9月に開催された米国TechCrunchのスタートアップイベントDisruptで正式ローンチした。
Trelloを輩出したFog Creek SoftwareはJoel Spolsky氏とMichael Pryor氏が2000年に創業した会社で、FogBugzなどのコラボレーションツールを提供している。Fog Creek Softwareという名前に馴染みはなくても、Joel SpolskyとJeff Atwoodが制作した開発者専用のQ&AサイトStack Overflowを知っているという人は多いかもしれない。2008年に立ち上がったStack Overflowはプログラマーが開発の課題を解決したり、新しい技術を身につけたりするためのコミュニティーで、毎月5000万人の訪問、1400万以上の質問が集まるサイトとなっている。
Trelloは2014年、Fog Creek Softwareからスピンアウトし、Michael Pryor氏がCEOに就任した。同年、Spark CapitalとIndex Venturesから1030万ドルを調達。そして2017年1月、Atlassianに4億2500万ドルで買収されるに至った。
2016年4月に実施したサービスの多言語化で日本語にも対応している。私たちTechCrunch Japanでもしばらく前から、どのライターがどのニュースを担当するのかといったことを管理するのにTrelloを活用している。
今回、TechCrunch Tokyo 2017にMichael Pryor氏をお招きし、Trelloの着想からグロース、バイアウトまでの過程や今後の戦略について聞きたいと考えている。Stack Overflowに続きTrelloと、立て続けにユーザーに愛されるサービスを作る秘訣にも迫りたい。
TechCrunch Tokyo 2017は一般価格4万円のところ、9月末までは超早割価格1万5000円でチケットを販売しているので、ぜひこの機会に検討いただければと思う。