プレイヤーの身体を楽器化するiPhone用デバイスのAUUG

スマートフォンを片手に、まるでテックに目覚めたMr. Burnsのような格好になっている人を多く見かける。こうした姿勢を、本当に「スマート」に変えてくれるアプリケーションは無条件で素晴らしいものだと思う。おまけにそれが見た目もクールで素敵なサウンドマシンとして機能するなら言うことなしだ。

何の話をしているかと言えば、AUUG Motion Synthのこと。iPhoneないしiPod touchに取り付けるグリップで、アプリケーションと連動して身体の動きに応じたサウンドを生み出してくれる。本来はバンドなどで利用するのを想定しているのだろうが、たとえばダンサーや、子供たちに音階を教える音楽の先生などが使っても面白いと思う。プロダクトはKickstarterに登録されており、資金調達がうまくいけば4月からの出荷開始を予定しているそうだ。

AUUGの本体はアルミ製のグリップと伸縮素材のストラップでできていて、それにアプリケーションとクラウドが連携する仕組みだ。ワイアレスでPC上の音楽ソフトウェアをコントロールしたり、あるいはMIDIケーブル経由でハードウェアを操作することができる。開発したのは神経科学者であるJoshua Young率いるSGW Designworksだ。コンピュータから離れてプレイできる電子音楽環境の構築を目指しているそうだ。観客といっしょに盛り上がりながら、その場の雰囲気に応じた音楽を生み出す仕組みを提供したいと考えている。

このAUUGはそれ自体で音源となるものではない。iPhoneやiPod Touchで取得するモーションデータを信号として、外部のサウンドアプリケーションに伝達する役割を果たすものだ。AUUGのグリップはiPhoneの画面を8つに分割し、選択した音階の鳴らせるようにしている。アプリケーションからはwww.auug.comに接続し、プリセットを共有したり、あるいはオンラインフォーラムにアクセスすることができるようになっている。

詳細な情報およびAUUGで作成したサンプル音楽についてはKickstarterのページあるいはウェブサイトをご参照いただきたい。

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(翻訳:Maeda, H


投稿者:

TechCrunch Japan

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