ベン・ホロウィッツ氏がLyftの取締役を退任

ベンチャーキャピタル、Andreessen Horowitz(アンドリーセン・ホロウィッツ)の共同ファウンダー・ゼネラルパートナーのBen Horowitz(ベン・ホロウィッツ)氏がライドシェアリング会社Lyft(リフト)の取締役再選に立候補しない以降であることが、月曜日(米国時間4/27)に証券取引委員会(SEC)に提出された書類でわかった。

Horowitz氏はLyftの取締役を2016年6月から務めてきた。同氏がMarc Andreessen(マーク・アンドリーセン)氏と共同設立したベンチャーキャピタル会社、Andreessen HorowitzはLyftの初期の出資者だった。Horowitz氏は6月19日に予定されているLyftの年次株主総会まで取締役会に残る。同氏の取締役辞任の意志を最初に報じたのはProtocolのBiz Carson記者だった。

LyftはHorowitz氏の空席を埋める予定はない。

Horowitz氏のコメントは入手できていない。TechCrunchは反応があり次第本稿を更新する予定。

「Ben(Horowitz氏)には4年間にわたる取締役の任務を始めとするLyftとの長年の関係に感謝している」とLyftの広報担当者がTechCrunch宛のメールで語った。「在任中Benは、Lyftが大きな節目を達成する時何度も助けてくれた。2019年のIPOもその一つだった。投資家の先駆者として、またベンチャーキャピタル界の指導者として、引き続き活躍することを祈っている」

Horowitz氏は、Okta(オクタ)、Foursquare(フォースクエア)、Genius(ジニアス)、Medium(ミディアム)、Databricks(データブリックス)を始めとする13社の取締役を務めている。

Horowitz氏がLyftの取締役に選ばれたのは、彼の豊富な業務と経営の経験、テクノロジー会社の知識、そしてベンチャーキャピタルとしての膨大な経験が理由だった、と2020年株主総会の議題を発表した書類の中で同社は語った。

年次総会は西海岸時間2020年6月19日午後1時30分からバーチャルで開催される。株主以外でも http://www.virtualshareholdermeeting.com/LYFT2020 に行けば株主総会を観覧できる。株主は質問と投票をオンラインで行える。

総会の場でLyftは2023年までの任期の取締役2名を推薦するほか、独立公認会計会社としてPricewaterhouseCoopers LLP(プライスウォーターハウスクーパース)の指名承認を諮る予定だ。Lyftの共同ファウンダー・CEO Logan Green(ローガン・グリーン)氏とFloodgate Fund(フラッドゲート・ファンド)の共同ファウンダー・パートナーのAnn Miura-Ko(アン・ミウラ・コー)氏が取締役再任に立候補する予定。

同社の議事にはほかに、特定業務執行役員報酬の勧告的承認、および特定業務執行役員報酬に関する将来の株主による勧告的投票の頻度の勧告的承認という2件の承認議案がある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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