仕事に家事に忙しい女性にとって嬉しいサービスがローンチされた。場所と日時、好みのシェフを選ぶと1あたり3,000円程度の低価格で自宅にプロのシェフが来てくれるというサービス、マイシェフがオープンした。
このサービスが特徴的なのは食材選びから、調理、食事後の後片付けまで全てを行ってくれることだ。もちろん事前に苦手な食材などを伝えるとそれを考慮したメニューを提供してくれる。現在は主に東京(関東)で利用でき、対応エリアの一覧はこちらから確認できる。
さて、実はこのサービス/会社を運営しているのはSEOツールなどを提供しているGinzametrics Japanのカントリーマネージャーを務めている清水昌浩氏なのだ。なぜ、彼は女性向けのシェフ出張サービスを始めたのか。清水氏は「女性は出産により環境が大きく変わり、お友達と会う時間や美味しいものを食べる機会は減ってしまう(お子さんのために少し我慢されている)」ことが課題だと感じ、子供持ちの女性が友達と会う場を気軽に実施できるよう、美味しくオシャレな料理を提供することで、彼女らがもっと楽しく過ごせるようにとマイシェフを立ち上げたという。
米国では似たようなサービスとしてKitchitがあるほか、シェフの料理をデリバリーするタイプとしてGobbleやMuncheryといったサービスも存在している。これらのサービスはは2011年に資金を調達したり、ローンチしたりと賑わっていた。
とはいえ、これまで女性にフォーカスしたものは日本でも米国でも無かったのでマイシェフの試みは興味深い。男性が注文することは現時点では出来ないが、Webサイト上には男性向けサービス開始時にお知らせを受け取るためのフォームが用意されているので、将来的には利用できそうだ。なお、女性が注文した際に男性が同席する分には構わないとのこと。
今後は、「ちゃんとした料理を食べたいと思ったらレストランに出向くのが一般的であったが、3年後にはシェフが家庭に訪問するスタイルを一般的な選択視の1つになっている」ようにしていきたいそうだ。