メルカリのグループ会社であるソウゾウは、本日、本やCDなどに特化したフリマアプリ「メルカリ カウル」をローンチしたことを発表した。ソウゾウは2016年3月、フリマの出品者と購入者が会って取引する「メルカリ アッテ」をローンチしているが、カウルはそれに次ぐメルカリの姉妹アプリという位置付けだ。
カウルで、ユーザーが出品したい本やCD、DVD/ブルーレイのバーコードを読み込むと、タイトルや著者、アーティスト名、発売日、定価といった基本情報が自動で入力される。アプリは、過去の取引傾向から売れやすい価格も提示してくれるので価格付けも簡単だという。カウルで出品した商品は、フリマアプリ「メルカリ」でも同時出品できる仕組みだ。
また、カウルでは商品の最安値が表示されるため、同じ商品が複数出品されていても、その中でどれが一番安いか調べる必要がない。欲しい商品に「いいね」をしておくと、最安値が更新された時に通知する機能もある。
ソウゾウは本日のプレスリリースで、こうした本やCDの出品に特化したアプリを開発したのは、メルカリでも出品が多いカテゴリーに特化したアプリで、使い勝手の向上を図るためと説明している。
現在、メルカリでは1日に100万品以上の商品が出品され、月間流通額は100億円超に達します。その中で、本・CD・DVD/ブルーレイなどを含む「エンタメ・ホビー」カテゴリの出品は全体の22%を占め、活発に取引されております。今回、メルカリと連携しながら、一部のカテゴリに特化し使い勝手を向上した専用アプリを提供することで、お客さまにより活発に取引していただくことを狙います。
今後は中古の商品に限らず、新刊の販売も行う予定だ。6月には、Android版の提供も予定している。
カウルのバーコードを読み込んで出品するという形式は、本に特化したフリマアプリ「ブクマ!」と似ている。ブクマ!は2016年8月にiOS版をリリースし、これまでの出品数は累計20万冊になっている。