フリマアプリ「メルカリ」を軸に、地域コミュニティアプリ「メルカリ アッテ」、本・CD・DVD特化フリマアプリ「メルカリ カウル」、ブランド品特化フリマアプリ「メルカリ メゾンズ」といった新サービスにも積極的に取り組んできたメルカリ。
そのメルカリが次に始めるのは、自転車シェアリングのようだ。メルカリは9月7日、2018年初頭のサービス開始を目指し、自転車シェアリング事業「メルチャリ」の検討を開始したことを明らかにした。運営を担当するのはメルカリ アッテなどと同様、子会社のソウゾウだ。
メルチャリはアプリを使って街中にあるシェア自転車を気軽にレンタルできるサービス。2018年初めから都心部での展開を開始し、順次展開エリアを広げていく予定だという。東京都での展開については「どこからスタートかはまだ分かりませんが、もちろん検討対象には入っています」(メルカリのグループ会社、ソウゾウ代表取締役の松本龍祐氏)とTechCrunch Japanの問い合わせに回答している。
自転車シェアリングといえば中国で爆発的に普及したサービスで、特に「Mobike」と「ofo」の2社の知名度が高い。Mobikeはすでに日本に上陸済みで、2017年6月には福岡県でモバイク・ジャパンを設立。8月23日に札幌市でサービスを開始している。一方のofoもソフトバンク コマース&サービスと手を組み、9月以降に東京と大阪からサービスを開始する予定だ。
国内企業ではNTTドコモが2014年10月から千代田区など自治体と共同でスタートしたコミュニティーサイクルの実証実験を行っており、東京7区のほか横浜、仙台、広島など10強の地域でサービスを展開している。