フリマアプリ運営のメルカリがC2C事業やシェアリングエコノミー事業を活性化する目的で7月に開始した「メルカリファンド」。そのファンドの公式サイトが本日公開され、出資先も明らかにされている。
ポートフォリオには8社が掲載されているが、メルカリファンドからの出資となるのはBASEとレンティオを除く6社(厳密には、フラミンゴはファンドの発表前だがファンドと同じスキームでの投資となる)で本日資金調達を発表したジラフやBrainCatも含まれている。BASEとレンティオについてはこのスキームができる前からのメルカリの投資先となる(メルカリとBASEは2016年1月に資本業務提携を結んでいる)。
- フラミンゴ : 外国語を学びたい人と外国人講師をマッチングする「flamingo」運営
- ポケットマルシェ : 農家や漁師が生産物を消費者に直接販売できる「ポケットマルシェ」運営
- Baycare : 訪問介護員とケアマネージャー、利用者を直接マッチングする「ベイケア」運営
- キッチハイク : 料理を作る人と食べる人をつなぐ、みん食コミュニティサイト「KitchHike」運営
- BrainCat : ソーシャル基金サービス「Gojo」を現在開発中
- ジラフ : 買取比較サイト「ヒカカク!」やスマホ特化型フリマ「スマホのマーケット」など運営
メルカリファンドについてはファンド開始時にも紹介した通り、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)や子会社による投資ではなく、あくまでメルカリ本体でのプロジェクト。出資金額については特に上限を設定せず、個別案件ごとに検討する。
出資する事業に関しては、メルカリやメルカリ アッテなど自社サービスとの連携のほか、買収という選択肢をとることも視野に入れているということだった。資金に加えてメルカリ独自のノウハウや採用支援などのサポートが受けられる点も特徴だ。