ヤフーが実店舗でのQRコード決済サービスを開始、飲食チェーンなどでも順次導入へ

ヤフーは6月5日より、「Yahoo! JAPAN」アプリにおいてバーコード(1次元バーコード、QRコード)を活用した決済サービス「コード支払い」を開始した。

コード支払いは口座数が4000万を超える「Yahoo!ウォレット」の新機能という位置付け。ユーザーがアプリ上でバーコードを表示し、店舗の端末やレジに提示することで決済できる消費者提示型の決済サービスとなっている。

支払い方法はあらかじめ登録したクレジットカードと、コンビニや銀行口座などからチャージした「Yahoo!マネー」の2種類だ。

2018年秋には店舗側が提示したQRコードを、ユーザーがアプリで読み取って決済する店舗提示型の「読み取り支払い」も開始する。

同サービスではヤフーが保有する特許技術を用いて、ユーザーが任意の金額を入力して決済できる仕組みを構築。どのような商品・サービスの購入にも店舗ごとに一つのQRコードで対応できるようにするという。これにより加盟店は特別な設備投資が不要で、QRコードを店頭に掲示するだけで導入可能。小規模な店舗でも取り入れやすい仕組みを作る。

なおコード支払いの加盟店については、6月5日より福岡ソフトバンクホークスの「タマホーム スタジアム筑後」内のショップにて導入がスタート。今後は家電量販店の上新電機が展開する店舗や、白木屋や魚民など外食チェーンのモンテローザが運営する店舗での導入を予定している。

QRコード決済ではLINEが4月にQRコードで決済できるStayPay端末を開発するネットスターズと資本業務提携を締結。LINE Payを利用できる店舗を2018年内に100万店舗まで拡大する目標を掲げているほか、IT業界では楽天やOrigamiなどがサービスを展開している。

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TechCrunch Japan

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