レバノンのEQLIMは中東の経済と地政学に関するリアルタイムのビッグデータ分析を目指す

EQLIMという名前のスタートアップがローンチした。この言葉はアラビア語で‘地域’とか‘テリトリ’という意味で、新興経済圏における人間活動に関するリアルタイムのデータを会員制で提供する。レバノンのベイルートを拠点とする同社は、中東に関する情報やデータの貧困という現状を、なんとかしたいと願っている。

同社は、地政学、インフラストラクチャ、商業、保健医療、環境、農業、都市などに関するビッグデータを集めて分析する。いずれはMENA地域だけでなく、アフリカやアジア全体をカバーしたいと考えている。

これまでエンジェル投資家のFadi Ghandourから42万5000ドルの資金を確保したが、今は製品開発と市場開拓のために100〜150万ドル程度の資金調達を準備中だ。

CEOで協同ファウンダのHassan Alassaadが言うには、同社は“当該地域のリスクと機会をリアルタイムでマッピングしている”。中東におけるビッグデータ分析の需要は、10億ドル以上ある、と彼は推計している。

EQLIMのデータのサンプルは、APIやWeb、モバイル、RSS、それにメールで入手できる。

たとえばその中には、前月におけるMENA地域の宗教施設の被害を示す対話的な地図がある。そのほかガザにおける学校の被害、運輸産業の現況、ISISの手に落ちそうなエネルギーインフラストラクチャの全体像、などなどもある。

同地域のブログWamdaに、EQLIMに関する比較的詳しい記事がある。ぼくのこのポストも、その記事から相当借りている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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