今日(米国時間2/11)、ローマ法王ベネディクト16世の退位が決まった。
ベネディクト法王は、TIME誌の世界で最も影響力のある100人に選ばれており、退位後の自らの行動については詳細を明らかにしていない。
情報筋によると、法王には何らかの「進行中の取り組み」があり、近いうちに発表するという。
2005年4月19日の選出以来8年間ローマ法王の座を務めたベネディクト16世は、在位中さまざまなプログラムを考えていたが、「自分のやりたいことをする」ためにそれを控えていたと噂されている。
彼は今もカトリック教会のWikipediaページにローマ法王と記載されている。
報道に対して法王は声明を発表した。
法王は、自身の退位や祈とう行事の慣習について具体的に言及していないが、この件に直接関わると称する筋がTechCrunchに語ったところによると、退位後のバチカン市国での任務が最近与えら、それが法王辞任に関する数多くの理由の一つだった可能性がある。
カトリック教会は今も世界最大の宗教組織であることを標榜し、信徒は10億人以上いる。しかし、この数字は一度訪れただけの人数によって誇大化されていると見る向きもある。「毎週、あるいは毎月訪れる人数を見れば、多くの地域で伸びが鈍っていることかわかるだろう」と、匿名を希望する情報筋が本誌に伝えた。
そして多くの人々が、彼は前任者の影に縛られていただけだと信じている。「毎週少なくとも一人が『ヨハネ・パウロ法王がいればこんなことは起きなかった』と言うのを聞くのだから」と一人の消息通は語った。
法王は、その未知なる次のステップが、彼の前職からの「自然な流れ」であり、できれば助言者として教会に残る計画を持っていることをほのめかした。「もっと続けたかったが、逃がすことのできない大きな機会を得た」と事情に詳しい人々が法王の言葉を伝えた。
ローマ法王の辞任はありふれた出来事ではないが、カトリック教会のような組織では、規模の拡大や新しいライフステージへの到達に伴って指導者が離脱することはよくある。人は時に燃え尽きる。
今度はそれがバチカンで起きてしまった。詳細が入り次第続報の予定。
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(翻訳:Nob Takahashi)