一品単位でレストランを探せる「SARAH」が8000万円を調達、検索精度の向上目指す

一品単位でレストランを検索できる「SARAH」を提供するSARAHは10月17日、PE&HR、KLab Venture Partners、名古屋テレビ・ベンチャーズを引受先とする第三者割当増資による8000万円を調達したことを明らかにした。

同社は2016年8月に講談社、KLab Venture Partners、かんしん未来ファンドおよび個人投資家から総額約1億円を調達。それ以前にも資金調達をしていて、これまでエウレカ元代表取締役の赤坂優氏やクックパッド元副社長COOの山岸延好氏も個人投資家として参加。今回が3度目の資金調達になるという。

SARAHの特徴は、店舗単位ではなくメニュー単位で投稿するグルメサービスであること。中華やイタリアンといった飲食店のジャンルではなく、麻婆豆腐やペペロンチーノといったメニュー単位でお気に入りのお店を探せるのが従来のグルメサイトとの違いだ。

2017年6月には講談社が発行するグルメ雑誌「おとなの週末」と提携。雑誌で掲載されてきた情報をジャンルやエリアごとに一品ずつ検索・閲覧できるようにするなど、コンテンツの幅を広げてきた。8月にはAndroid版もリリースしユーザーの拡大を計っている。

今後はサービスの利便性向上のため、検索機能の改善に力を入れる方針。甘いものや辛いものといった「感覚検索」、低糖質や今タンパクといった「ヘルシー検索」、ウニやアボカドといった「素材検索」など検索項目を増やすほか、検索アルゴリズムにも手を入れていくという。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。