商品のデザインをユーザから一般募集するThreadlessが,おかしな言葉の印刷されたTシャツの企画をスタート

eコマースのThreadlessは10年前から、Tシャツのためのアートを一般募集(クラウドソーシング)して、ユーザの投票によりどれを実際に生産するかを決めていた。そして今回は、その企画をさらに拡張して、おかしな言葉やメッセージを一般募集し、それらをプリントしたTシャツの少量生産を開始した。

そのためにThreadlessはType Teesというアプリをリリースし、ユーザはそれを使って、笑えるスローガンや気の利いた言葉などがプリントされた、自分が買いたい/着たいTシャツをデザインする。そのデザインを同社に送ると、数日後には実際にそのデザインどおりのTシャツが送られてくる。

実はThreadlessは、数年前に、おかしな言葉をTシャツにプリントする、というコンセプトを考えたことがある。ところが、CEOのJake Nickellによると、そのときは反響が大きすぎて、スローガンなどが300万近くも集まってしまった。実際にプリントできたのはわずかに200足らずだった。

そこで今回は、自分が買いたいデザインをコミュニティが投票するという過程をなくし、個人が実際に自分が欲しい買いたいデザインを作る方式にした。このアプリの分かりやすいインタフェイスの上でユーザはテキストを入力し、フォントを選ぶ。

デザインが終わったらそれをカートに入れて購入する。そのデザインをほかの人たちが共有して、同じTシャツを買うこともできる。お値段は一着22ドルで、注文から24-48時間以内に発送される。

Type Teesアプリの前に同社は、同社のeコマース利用のiPhoneアプリをローンチしている。どちらのアプリも、作者はモバイルのデザインショップProlific Interactiveだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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