国際女性デーにちなんで、大手VCファンドのグループが、今年5月6日に欧州全域で250名以上の女性創業者を対象にリモートオフィスアワーを提供する。応募を希望する女性起業家は、こちらから詳細情報を参照し、こちらから応募することができる。
このイニシアチブは、「warm introduction(保証人・ツテによる紹介)」の必要性をなくすことを目指している。各創業者は、リモートオフィスアワー1時間を使って4人の投資家と会い、テックビジネスのアイデアについて話し合ったり、アドバイスを求めたり、投資を募ったり、メンターを探したりする機会を得られる。
このイベントは、Playfair Capital、Tech Nation、Google for Startupsが共同で開催する。参加企業は、Atomico(アトミコ)、Creandum(クリーンダム)、Dawn(ドーン)、Balderton(バルデントン)、EQT、Notion(ノーション)、LocalGlobe(ローカルグローブ)、Partech(パーテック)、そしてSequoia(セコイア)を含む。
Playfairの広報担当者によると、過去4回のイベントでは合計2000時間の個別メンタリングセッションが行われ、490人の起業家と105人の投資家が参加したという。これまでに、Organise、SideQuest、Paid、Freyda、そしてJunoの創業者を含め、18%の創業者がイベント参加後に資金調達に進んだ。
Playfairによると、このイベントでは起業家と投資家の間で「AIマッチング技術」を活用し、イベントからの資金調達の成果をさらに最適化していくという。
Playfair CapitalのマネージングパートナーであるChris Smith(クリス・スミス)氏はこのようにコメントしている。「エコシステムからのサポートは信じられないほどのもので、このイベントに力を注いでくれた投資家の方々には大変感謝しています。過去のイベントから出たサクセスストーリーを聞き始めるのは非常にエキサイティングなことであり、規模を拡大して長期的な視点で協力しあうことで、本当にインパクトを与えることができると早くも証明しています」。
関連記事:グーグルが女性と少女のエンパワーメントを支援する27億円の補助金を発表、全世界から応募可
カテゴリー:VC / エンジェル
タグ:女性
[原文へ]
(文:Mike Butcher、翻訳:Aya Nakazato)