ソニーなどが出資するIoTベンチャーQrioは、スマートロック新商品「Qrio Lock」を7月19日に発売します。
レスポンスが大幅向上、軽量化で落下しづらく
Qrio Lockは、家のカギをスマホで開け締めできるIoT機器です。工事不要、既存の鍵に両面テープで設置できる簡易さが売りです。
前モデル「Qrio Smart Lock」からの進化は、対応する鍵の増加・本体の小型化など。また、スマホを操作してから鍵が動作するまでの反応時間を8分の1に短縮したほか、電波強度を見直し、より安定して通信できる環境を増やしたといいます。
新たにオートロックにも対応。これは、スマホのGPSを利用して、外出すると自動で施錠、帰宅すると自動で解錠する機能。鍵の開け締めでいちいちスマホを操作しなくていい利便性を訴求します。
なお前モデルでは、両面テープが剥がれて本体が落下し、家の鍵が空けられなくなる… というトラブルも聞きました。「Qrio Lock」ではその対策として、本体を40%軽量化。また両面テープを4分割し気泡を入りづらくしたことで、落下の可能性を低減しています。
その他、スマホから1度に2つのQrio Lockを操作できるため、上下に2つ鍵のある玄関ドアにも対応。合鍵もスマホ上の操作で簡単に発行できます。また、「Qrio Lock」を設置した鍵は手動・スマホ、いずれの方法で解錠・施錠しても履歴が残るため、セキュリティー面も安心だといいます。
新Qrio Lock、反応速い!
家のカギ、スマホで開け締め 新Qrio Lockが7月19日発売 https://t.co/hRdyZrXyuX pic.twitter.com/c3bSx45cbD
— 小口貴宏 / Engadget JP (@TKoguchi787) 2018年7月5日
「Qrio Lock」の本体価格は直販サイトで税別2万3000円。Amazonや家電量販店でも発売予定です。
家の鍵は紛失すると困る私物の代表格。これがスマホで代用できるのは大きな魅力と言えそうです。
Engadget 日本版からの転載。