中国最大のIT企業、テンセントの手がけるQR決済サービス「WeChat Pay」が富士急ハイランドとタッグ。チケット購入から飲食までをカバーする『WeChat Pay スマート旗艦遊園地』として、全エリアでWeChat Pay決済を導入したと発表しました。
「WeChat Pay」は、中国のチャットアプリ「WeChat」に紐づく決済サービスです。中国を中心に8億人の月間アクティブユーザーを抱え、日本でも新千歳空港やドン・キホーテをはじめ、訪日客向けに導入が進んでいます。
WeChat Payで遊園地をスマート化
今回の提携により、eチケットや土産の購入から飲食にいたるまで、園内全体でWeChat Pay決済が利用可能に。また、最短30秒で商品を購入できるWeChat Pay専用の無人レジも設置するといいます。
富士急ハイランドによると、WeChat Payの導入で中国人観光客の売上増加が見込めるとのこと。また、勾配データなどに基づいて、中国人観光客に的確なマーケティング情報を伝えることで、園内の運営効率化や収益の増加を図れると言います。
来日したWeChat Pay事業副総裁のリ・バイコウ氏は「WeChat Payは決済だけでなく、公式アカウントやマーケティングのためのモーメンツ広告など、さまざまなソリューションを兼ね備えている」と語り、これら機能を活用してサービスの差別化を図れると強調しました。
Engadget 日本版からの転載。