応援してくれる人に感謝の気持ちをポイントで伝えよう――本日先行登録が始まった「mint」は、スマホから簡単に発行できるポイントを通じて、個人や店舗がファンとの関係性を育めるサービスだ。
ポイントを発行するのに必要なことは、アプリからポイント名や説明を入力することだけ。QRコードを読み取る(対面)、もしくはIDを入力する(遠方も可能)ことでプレゼントできる。
「オリジナルグッズをプレゼント」「食事をごちそうする」などポイントと交換できる特典を設定しておくことで、ファンや常連とコミュニケーションをとるきっかけにもなる。ポイントを持っているユーザーに対して特別な情報を送ることも可能だ。
同サービスを開発するMINTは2017年11月の設立。創業者の田村健太郎氏はかつてオンラインサロンサービス「Synapse」を運営するシナプスの代表を務め、2017年2月にDMMへ売却。次なる挑戦としてmintを立ち上げた。
田村氏は自身のnoteでmintの構想を紹介しているが、このサービスを通じて実現したいことは「経済の非中央集権化」ということだ。「僕がmintを通じてやりたいのは、経済の非中央集権化です。組織に所属するだけじゃなくて、みんなが個人でも経済活動を行っていける世界を、僕は望んでいます」(田村氏のnoteより)
オンラインサロンも個人経済を支えるプラットフォームのひとつではあるが、課金専用のためにハードルもあったとのこと。mintでは有料のトークンではなく無料のポイントを配ることを通じて、だれでも小さく自分の経済圏を作りはじめることをサポートする。
個人事業主や小規模店舗、グループ、法人、家族間などさまざまなシーンで「人間関係を円滑にする」ツールとして使えるとのこと。アプリのリリースは4月下旬を予定している。