インターネットを利用する人のおおよそ10%が、今週SplashDataが発表した最悪パスワードリストにあるワースト25の少なくとも1つを今年使っていた。そして3%近くが、ワースト1位のパスワード“123456”をいまだに使っている。
今年で8回目となる最悪パスワードのリストは、インターネットでリークされた500万超ものパスワードについてのSplashDataの評価に基づいている。今年、評価対象となったリークされたパスワードのほとんどは北米と西欧のユーザーが使用していたものだ。SplashDataによると、アダルトウェブサイトでのハッキングでリークされたパスワードはレポートには含まれていない。SplashDataはパスワード管理アプリTeamsID、Gpass、SplashIDを提供している。
今年も昨年と同じ傾向がみられた:コンピューターユーザーは予想ができて、簡単にあてられるパスワードを使い続けている。たとえば、“123456”と“password” がワースト1位と2位を占めるのは今年で連続5回目だ。さらに続くトップ5のパスワードも数字が単純に並べられているものだ、とSplashDataは指摘している。
リストには新入りもいくつかあった。大統領ドナルド・トランプも “donald”が今年ワースト23位に入り、リストデビューを果たした。
「ハッカーはセレブの名前、ポップカルチャーやスポーツの単語、単純なキーボードのパターンを使ってオンラインアカウントに忍び込むのにかなり成功している。というのも、彼らはそうした覚えやすいコンビネーションを多くの人が使用していることを知っているからだ」とSplashDataのCEO、Morgan Slainは語る。
SplashDataはデータを守るためにいくつかアドバイスしている。そのアドバイスとは、種類の異なる文字12字以上の暗唱フレーズを使うこと、それぞれのログインに異なるパスワードを使うこと、パスワードを整頓するためにパスワードマネジャーを使って資産やIDを守ること、安全でランダムなパスワードをつくってウェブサイトに自動ログインすること、などだ。
イメージクレジット: Bryce Durbin / TechCrunch
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(翻訳:Mizoguchi)