AIとIoTを活用して施設の空き状況・混雑状況を地図上に表示するサービス「VACAN Maps」を運営するバカンは10月15日、第49回衆議院議員総選挙において、埼玉県内44自治体、東京都目黒区内、群馬県桐生市の期日前投票所の混雑情報を同サービスを通じて提供することを発表した。なお、県単位での導入は埼玉県が初となる。
VACAN Mapsは、専用アプリをダウンロードすることなく、スマートフォンやパソコンのインターネットブラウザでレストランやカフェ、トイレ、観光地、避難所などの空き情報をリアルタイムで調べることができるサービス。混雑状況の検知方法は、環境や予算に合わせ「店舗・施設に設置されたボタン型IoTデバイスを店員・施設スタッフが操作」「カメラで取得した施設内状況のデータをAIで自動判定」「スマートフォンなどから直接入力」など、さまざまな方法から選択できる。
今回の衆院選の期日前投票所では、投票所の職員が専用IoTデバイスを操作することで混雑情報を更新。空き状況は「空いています」「やや混雑」「混雑」の3段階で表示される。混雑を可視化し住民に情報を届けることで、当日投票時に比べ投票所が少ない期日前投票の混雑緩和、密を避ける環境づくりをサポートする。混雑情報のほか、投票所の場所や投票日などのデータも地図上に掲載されるため、投票率の向上につながる効果も期待される。サービスの提供は期日前投票に合わせて開始される。
埼玉県内の対象となる自治体
川越市、熊谷市、行田市、飯能市、加須市、本庄市、東松山市、春日部市、狭山市、羽生市、鴻巣市、深谷市、上尾市、越谷市、蕨市、戸田市、入間市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、桶川市、久喜市、北本市、八潮市、富士見市、蓮田市、坂戸市、幸手市、日高市、吉川市、ふじみ野市、白岡市、伊奈町、三芳町、毛呂山町、越生町、川島町、鳩山町、横瀬町、皆野町、長瀞町、杉戸町、松伏町(計44自治体)