温湿度のほかに紫外線も測定するスマホ用天候チェッカーCliMate、かわゆいデザインでクラウドファンディング中

私は除湿機がないと生きていけない。私が住んでる都市〔台北〕は、ほとんど年中、湿度が80%前後あり、家の中にいても、いろんなもの–カメラ、レザーバッグ、カビに弱い観葉植物など–を守るために苦労する。不運にも、空気が乾燥しすぎると私は鼻血が出る。しかしここでご紹介するCliMateは、私のような、空気中の湿度に対して異常に敏感な体質の人間にとって、嬉しい製品だ。この小さな環境チェッカーはスマートフォンのアプリにBluetoothで接続して使う。今Kickstarterで資金募集中だ

これを作ったスタートアップは、メンバーが気候条件の極端に違う二つの都市、台北とカリフォルニアのマウンテンビューに住んでいる。CliMateは上の写真のように雲の形をした小さな計器で、湿度と紫外線の量と気温を測定する。室内に置いてもよいし、人が紐で首に吊るしてもよい(体温による誤差は生じない)。

TechCrunch Disruptで決勝に残ったCubeSensorsをはじめ、Bluetoothを利用する気候センサ製品はすでにいろいろある。その中でCliMateがねらう差別化要因は、おすましでかわいいデザインと、アプリの漫画ふうの画面だ。単なる表やリストを表示するのではなく、たとえば気候条件が悪いと、植木鉢の植物が萎(しお)れた絵が表示される(下図)。またユーザが設定した条件に従ってアラートを送るので、日除けのブラインドをおろしてやらなければならないタイミングなどが、庭などにいても分かる。

またユーザのアプリからデータを受信して、同じ地域のユーザに天候の変化などについて警報することもできる。

これを開発したRootiは、前はPhyodeと呼ばれていて、呼吸や心拍数を計測するリストバンド(腕輪)W/Meを開発した(神経の状態を判定する)。これもKickstarterで資金募集して成功し、昨年発売された。

今回の目標額は5万ドルで、締め切りは7月21日だ。初期出資者には39ドルでCliMateが1台進呈される。詳しいことはKickstarterのページを見てみよう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))
 


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。