滞在を快適にする旅行者向け荷物保管アプリのStasherが約2億7500万円を追加調達

旅行者向け荷物保管アプリのStasherが、新たに250万ドル(約2億7500万円)を調達した。このラウンドを主導したのはVenture Friendsで、Expedia傘下のHotels.com代表取締役社長だったJohan Svanstrom(ヨハン・スヴァンストローム)氏などさまざまなエンジェル投資家も参加した。

Stasherは2015年にイギリスで設立され、現在は荷物保管の「シェアリングエコノミーソリューション」と自称している。Stasherのマーケットプレイスとアプリは、旅行者やイベント参加者、民泊利用者と短期または中期に荷物を預かることのできる各地の店舗やホテルをつなぐ。

予約には保険が含まれ、StashPointに保管された荷物は破損、紛失、盗難の際に最大1000ポンド(約14万4000円)の補償を受けられる。

保管するホストには、利用料金の約50%が分配される。シェアリングエコノミーのおかげで、実店舗は新たな収益を得ることができる。

大まかにとらえると、旅行中に荷物を持ち歩くことによる時間の無駄という問題をStasherは解決しようとしている。同社共同創業者のAnthony Collias(アンソニー・コリアス)氏は2018年に筆者に対し「午前10時にAirbnbをチェックアウトしなくてはならない経験をした人なら、この問題をよく理解できるだろう」と語っていた

Stasherのネットワークは当初の20都市から250都市へと大きく成長してきた。ヨーロッパのほか、米国とオーストラリアなどにも荷物保管アプリを展開している(訳注:同社のウェブサイトには東京など日本のポイントも掲載されている)。

Klook、Sonder、Marriott、Hotels.comのほか、Premier Inn、Expedia、Holiday Express、OYO、AccorなどのサービスがStasherのパートナーになっている。

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(翻訳:Kaori Koyama)

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TechCrunch Japan

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