NatureBoxは、美味しくて、健康によいスナックを毎月登録者に配送する、サブスクリプション型サービスだ。18ヵ月前にスタートした。このNatureBoxからのアナウンスによれば、General CatalystおよびSoftbank Capital主導によるシリーズAにて、850万ドルの資金を調達したとのことだ。エンジニアリングチームを拡充し、顧客満足を向上させるプロダクトの開発を行うために資金を活用したい考えだ。
NatureBoxを簡単に説明すると、健康スナック向けのBirchboxといったものだ。月に20ドルの登録料で、ときどきパクついてしまうジャンクスナックの代わりとなる健康スナックが一箱送られてくるのだ。NatureBoxから送られてくるスナックはすべて栄養士が承認したもので、異性化糖、部分水素化油、トランス脂肪酸、および人工甘味料、香味料、着色料などを含んでいないものに限られている。また地元栽培家や、小規模食品サプライヤーとの協力関係も進めていこうとしている。
NatureBoxから発送されるスナックのバリエーションは現在80種ほどとなっている。月間に5ないし10種が追加されている。尚、リストから消されるものも僅かながら存在する。年末までに品揃えを100以上程度に持っていくことが当面の目標となっている。但し、品揃えを揃えればそれで良しという話ではない。NatureBoxとしては、揃えた品物を消費者に食べてもらうことが必要なのだ。そのため、NatureBoxは消費者の好みや、あるいは食餌制限などにマッチしたスナックを提供できるようにしている。
これまでの状況を見ると、NatureBoxのアイデアは消費者から支持されているようだ。2012年には登録者向けに50000箱を出荷したとのこと。今年については年間100万箱以上の出荷を目指しているところなのだそうだ。
もちろんサービス向上のために為すべきことは、まだまだ多い。データ分析能力を精密に行い、特定顧客向けに推奨すべきプロダクトをきちんと判別できるようにもしたいところだ。この点についてはNatureBoxのCEOであるGautam Guptaも同意見で、そのためにエンジニアリングチーム拡充の必要性を感じているそうだ。また製品開発およびマーケティング部門についても拡充していくらしい。
昨年12月、NatureBoxはGeneral Catalyst、Redpoint Ventures、およびエンジェルたちから200万ドルの資金を調達している。業務の拠点はカリフォルニア州サンカルロスにある。現在の従業員は35名。Guptaによると年内に45人体制を実現したいのだとのことだ。
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(翻訳:Maeda, H)