空中浮揚型3Dプリント技術はオブジェクトを空中でプリントする

複数のプリントヘッドを使って何かを3Dプリントしているんだけど、そのオブジェクトは空中に浮かんでいる、という状態を想像してみよう。ぜひ、想像してほしい。ぼくには、そこで一体何が起きているのか、よく分からないんだ。

Boeingが開発したこの“空中浮揚型”3Dプリント技術は、オブジェクトの芯に磁性素材の塊を使う。その塊が別の磁石の上に浮かぶ(あるいは音波を使って)。ひねったり回転させたりは自由にできるから、オブジェクトのどの面にもプリントヘッドがアクセスできる。複数の3Dプリントヘッドが同時に素材をオブジェクトの上に落とせるから、スピードもはやい。

これで、分かったかしら?

特許の文書から引用しよう:

“製作過程の間にパーツを安定させる台や支持素材の必要性を排除する、AM法(AM method)と器具装置が必要である。それにより、形成できる機能や特徴のタイプに関する制限を取り除き、複雑なパーツの完体3Dプリントが一挙にできるようになる。”

 

Boeingは素材を落としていく(プリントする)過程を秘密にしたいのではないか…上のビデオで、オブジェクトのなめらかな面に小さな球が落ちていくところは、まったくナンセンスだ。分かるのは、素材を加えていくシステムを“空中で”使っている、ということだけだ。たぶんそれなら、ヘッドとオブジェクトの距離は、ビデオよりずっと近いのではないか。

とはいえ、こいつは“本当だったらすごいね”の一例かもしれない。特許がからんでいると、具体的な技術を見せないこともあるが、でも、複数のヘッドに一つのオブジェクトを同時にプリントさせる3Dプリンターはもっと速くて、細部の仕上がりの質も良く、オブジェクトのサイズももっと大きいだろう。だからこれは、CGで作ったSFだな。

出典: <a target="_blank" href="http://3dprintingindustry.com/2016/02/24/boeings-patents-new-technology-that-3d-prints-levitating-objects/"3D Printing Industry

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa