ロンドンを拠点とするフィンテックスタートアップのRevolut(レボリュート)は、米国で銀行免許を申請中であると発表した。同社はFDICとカリフォルニア州金融保護改革局(the California Department of Financial Protection and Innovation)に申請書のドラフトを提出ている。
カリフォルニア州で認可が得られれば、Revolutは独立した銀行として米国全土で事業を展開できる。協議は継続中であり、当局が同社に許可を与えるまでにはしばらく時間がかかる可能性がある。
Revolutは米国での認可を取得すれば、より多くの金融サービスを提供できます。特に融資や貯蓄商品については、より多くの機会が開かれる。
現在、Revolutは米国のMetropolitan Commercial Bank(メトロポリタンコマーシャル銀行)と提携しており、預金を取り扱ったりFDICの保険に加入たりしている他、Revolut用のカードも発行している。
米国でRevolutはRevolut Businessも立ち上げている。このアカウントを利用すると、企業はより簡単に国際送金を行うことができる。また企業は、仮想および物理デビットカードでの支払いでもこのサービスを利用できる。Revolut Businessは米国の50州すべてで利用できる。ヨーロッパでは、50万社の企業がRevolut Businessを利用している。
Revolutは現在、金融スーパーアプリの顧客として1500万人のユーザーがおり、そのほとんどが英国とEUのユーザーだ。同社は最近、本国であり最大の市場である英国で銀行免許を申請中であることを発表した。ヨーロッパではRevolutはリトアニア銀行から特別なライセンスを取得しており、すでに一部の顧客はRevolut Bankに口座を移している。
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米国で銀行免許を申請しているフィンテック企業はRevolutだけではない。2021年2月、Brexはユタ州で銀行免許を申請すると発表した。またVaro Bankも2020年、独自の銀行免許を取得した。
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これは、他の銀行の認可を活用することが成長のためにすばらしいことであると証明している。しかしある時点で新商品を発売し、その商品からより多くの収益を上げようとするならば、独自の認可を取得しなければならない。
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(文:Romain Dillet、翻訳:塚本直樹 / Twitter)