電脳薬瓶(スマートピルボトル)を作っているAdhereTech が今日、シリーズAで175万ドルの資金を調達したことを発表した。投資家の名前などは、公表されていない。
同社はこの資金を同社の保健医療サービスの規模拡大に充てる。また、次世代の、より小型のピルボトルを開発する。それは、従来製品よりも小さくて安くて大量生産がしやすい製品になる、という。
AdhereTechが特許を保有するデジタルピルボトルは、患者が薬の服み忘れをしないようにする。薬を飲み忘れたら同社のWebサーバからテキストメッセージが送られてくるし、それでもだめならライトが点滅したり、チャイムが鳴ったりする。そういうアラートやメッセージへの患者の対応がおかしかったら、ケースマネージャが駆けつけるようにも設定できる。携帯やスマートフォンだけでなく、固定電話で通知が来るようにもできる。
AdhereTechは昨年から、The Walter Reed National Military Medical Center(国立ウォルター・リード陸軍病院)で、患者が臨床的に参加する薬学研究のためのパイロット事業を開始した。この夏その事業は拡大され、製薬企業や有力な研究機関も参加する。
また同社はアラバマ大学と共に、スマートピルボトルに対する2つ目の特許を取得して、それにより送信系を改良し、製品の知財保護をより強化できることになった。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))