誰でも良質なデザインを作れるオンラインサービスUXPinが$1.6Mを調達…ポーランドの企業がアメリカのVCから

今朝(米国時間2/1)、オンラインデザインツールのUXPinが、Freestyle Capitalが率いる投資ラウンドにより160万ドルを調達した、と発表した。Andreessen HorowitzとIDG Venturesもこの投資に参加した。UXPinはプロ用のデザインツールと、あまりにも簡単なことしかできないアマチュア向けツールの中間に位置している。

同社の目標は、ウェアラブル製品でもソフトウェアでも何でも、だれもがWeb上でデザインできるようになること、だ。

ぼくはデザイナーではないが、そんなぼくにとっても、このツールはけっこう使いやすい。同社の年商は2012年から2013年にかけて950%も増加(10倍増)したから、やり方が正しかったと思える。顧客数は今数千だが、具体的な数字を同社は明かさない。月に15ドルを払う有料ユーザが約3000で、年商は50万ドルちょっとだ。

UXPinのユニークなところ: 長期的な無料利用制がなくて、利益が出るのがはやい。CEOのMarcin Trederによると、今年の夏には黒字になる。合衆国のVCが投資しているポーランドのブラウザ内デザインツールだが、技術者の雇用は合衆国で行っている。それが早くも黒字化? こんな企業は、ほかにちょっとないと思う。

Trederによると、合衆国のVCから資金を調達したポーランドのスタートアップはこれまでわずかに3社、そのすべてが2013年に行われた投資だ。

実は今回の160万ドルの前に同社は、ポーランドの投資家から約25万ドルを調達した。昨年10月に終わったその投資ラウンドでは、総額70万ドルを調達した。その後もっと長期的な投資を求めていたところにFreestyleが現れ、前より多くの額を投資した。FreestyleのJoyce Kimが、取締役会に加わった。

そろそろ読者にも分かってきたと思うが、新たな資金の主な用途は合衆国での人材雇用、それと同社のサービスの開発の継続だ。

ともかくUXPinは便利なサービスなので、相当数のデザイナーが同社のために財布の紐をゆるめている。そしてその勢いが、シリコンバレーの投資家たちにも、無視できないものになっているのだ。あと何か月で、Adobeが買収の触手を伸ばしてくるだろうか?

画像クレジット: Bruno Cordioli (画像はトリミングした)

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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