遠隔医療従事者にオンデマンド在宅検査を提供するAxle Health

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック期間中に遠隔医療サービスの利用が急増しているが、診断検査のために医療従事者が近くにいなくてはならない場面もある。現在Y Combinatorに在籍しているAxle Healthは、遠隔医療会社と協力してバーチャルと対面のギャップを埋めようとしている。

「自宅に派遣する医療従事者は瀉血専門医、メディカルアシスタント(MA)、准看護師、および看護師です」とAxleの共同創業者であるConnor Hailey(コナー・ヘイリー)氏は語った。

悲しい現状を反映して、会社が受ける電話のほとんどが新型コロナ関連だとヘイリー氏はいう。

また、現在同社は健康保険を受けつけていないが、ヘイリー氏によると、同プラットフォーム上の多くの会社が、患者には自己負担分を請求し、その後保険会社から払い戻しを受けている。

「現金で支払っている患者はほとんどいません。私たちの在宅向けサービスは自己負担なのです」とヘイリー氏はいう。料金は訪問する医療従事者の免許資格によって変わる。

同社の最大のパートナーであるSameday Healthは、在宅PCR検査の料金は250ドル(約2万6300円)で、保険適用はなく自己負担だとヘイリー氏は言った。ヘイリー氏とSamedayは、近々保険適用の在宅PCR検査を100ドル(約1万500円)の往診料金でできるよう計画している。

Axle Healthは2021年1月末にこのサービスを開始し、治療の範囲を新型コロナウイルス感染症検査以外にも広げる考えだが、現在は市場の要求に答えているだけだという。

ヘイリー氏は、ZocDocで数年働き、Uberにしばらく在籍した後この会社を立ち上げた。ヘイリー氏と共同ファウンダーのAdam Stansell(アダム・スタンセル)氏を突き動かしたのは、同じようなコンセルジュサービスを幅広い患者に低価格で提供したいという思いだった。

「裕福な人々は在宅医療を利用できます。私たちはこれを低価格にして誰でも使えるようにします」

カテゴリー:ヘルステック
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画像クレジット:Bloomberg / Contributor / Getty Images

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(文:Jonathan Shieber、翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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