ぼくは5歳のとき、かなり賢い子だったと思う。ほかの子たちは、自分の鼻くそを食べていたが、ぼくは食べなかった。幼稚園で金星をいくつもらったと思う? 全科目だよ。
でも、一つだけ、ぼくがもらえなかったものがある。それは、セキュリティの脆弱性を見つけたことに対するMicrosoftからの感謝状だ。この子は、それをもらった。
Microsoftの本社ではきっと誰かが、がっくり落ち込んだと思うが、5歳の子が、パパのXbox Oneのパスワードなんか知らないのに、ログインに成功したのだ。
どうやって? パスワードを求められたとき彼は、スペースバーをたたきまくった。すると、理由は分からないが、見事にログインできた。この方法は、何度でも使えた。
これは、遅すぎたエイプリルフールか? ではなさそうだ。Kristofferちゃんがスペースキーを1337回たたいたという話は、ロサンゼルスのABC10のニュースで報道された。それによるとMicrosoftは、そのバグに真剣に対応し、バグにパッチを当てたあとで、Kristofferにセキュリティ貢献者のクレジットを与えた。
たしかに、Microsoftの3月のセキュリティ認容リストには、Kristoffer Wilhelm von Hasselの名が載っている。そこに載っている人たちの中で、Twitterのアカウントがないのは彼だけだ。若すぎて、Twitterのアカウントはもらえないのだ。
まあそれは、子どもがバッファオーバフローをやらかしてリモートのコードを実行し、Xboxをトースターにしてしまった、などの本格的なハッキングの話ではない。でも彼は、何かを試してみて、そしてそれがうまくいったのだ。Microsoftが、ユーザはこんなことを絶対にしないだろう、と無意識裡に考えていたことを、彼はやった。彼自身にもそのことが分かるので、ややナーバスになってる。それが、この子のすごいところ。
将来、大学の入学申請書類を書くときには、必ずこのことを書こうな、Kristofferくん。“5歳でMicrosoftからセキュリティ貢献クレジットを授与”、と書けば、どんな大学でも大歓迎だ。
[出典: ABC10News]
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))