2010年のTechCrunch Disruptで優勝したQwikiが、ほぼ1週間前にローンチしたiPhoneアプリは、最初の6日間で12万5000回ダウンロードされ、27000のQwikiが作られた。
サービスのQwikiと情報コンテンツのフォーマットとしてのQwiki、後者は、単純化して言うと、写真やビデオや音楽など多様な部品的マルチメディアコンテンツを、一本のビデオにまとめたものだ。同社はマルチメディア検索エンジンとしてスタートし、Disrupt優勝時にはユーザが指定したトピックを軸に、ビデオ主体のマルチメディアプレゼンテーションを作るサービスだった。しかしその後、情報を消費するサービスから、パーソナルなストーリー作り*へとサービスのタイプを変えた。〔*: “自分の記憶の中にある雑多なものすべてを一本のムービーにまとめる”…マルチメディアビデオ統合を、同社はこう表現している。〕
先週CEOのDoug Imbruceがメールで語ったところによると、12月に非公開ベータでローンチした新バージョンのQwikiは、“このテクノロジプラットホームの構築に費やしたこれまでの年月の究極の成果”だ。また昨年春には、ニュースをパブリッシュするプラットホームをQwikiのエクステンションとしてリリースした。“今のQwikiは、ぼくの義妹にとってABC…幼児がおぼえたばかりの文字…が強力であるように強力だ”。
すでに企業が、Qwikiの試用を開始している。Qwikiの広報がぼくに言ったところによると、中でも有名な企業は、WeAreBigBeat(レコード会社Big Beat)、Lucky Magazine、Smith Hotelsなどで、それぞれのフォロワー数は1000から1500だ(Qwiki自身は3210)。
QwikiのiPhoneアプリはまだスタートしたばかりだが、このダウンロード数から見ると、その将来はかなりのものだろう。Appleもこのアプリを影ながら支援していて、ローンチ直後にはApp Storeでよく目立つように紹介された。Qwikiのダウンロードはここで。