2024年、動画広告の国内市場規模は約2.6倍の4957億円にーーサイバーエージェント発表

サイバーエージェントは11月30日、インターネット広告業界に特化した研究機関のオンラインビデオ総研とデジタルインファクトと共同で、国内動画広告市場の動向をまとめた調査結果を発表した。

同レポートによれば、2018年の動画広告市場は昨年対比134%の1843億円に達する見込みだ。デバイス別でみると、その成長を牽引しているのはスマートフォン上の動画広告。スマートフォン向け単体の市場規模は1563億円と昨年対比143%の成長を遂げ、市場全体の85%を担う。一方のPC向けは280億円と推計されている。

動画興国市場の市場規模は今後も順調に成長すると見られており、2020年には2900億円、2022年には4187億円、2024年には4957億円に達する見込みだ。サイバーエージェントは同レポートにおいて「大手広告主を中心に自社製品・サービスのブランディングを目的にした動画広告の出稿が定着、その需要は引き続き増加傾向が見られる」とコメントしている。

次に広告フォーマット別の市場規模を見てみよう。同レポートによれば、2018年の市場規模全体に占める割合が一番大きいのは756億円の市場規模をもつインストリーム広告(動画プレイヤー内で配信されるタイプ)だった。次に大きいのはインフィード広告(コンテンツ間に表示される動画広告)で703億円だ。今後も市場規模全体は成長していくものの、この傾向は変わらず、2024年におけるインストリーム広告とインフィード広告の市場規模は、それぞれ2083億円、1784億円になる見通しだ。

同レポートでは、インストリーム動画広告の動向について「縦型フォーマットの提供が本格的に検討されるなど、ユーザーの動画視聴行動に最適なフォーマット提供に向けた研究や商品の開発が進んだ。また、ゲームやコミックなどのアプリケーション内で提供される動画リワードなどの広告フォーマットの需要も拡大した」とコメントしている。

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TechCrunch Japan

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