Androidスマートフォンの1/4弱しかAndroid Wearウォッチと対話できない

あの、おしゃれなAndroid Wearスマートウォッチを、あなたも一つ欲しいかな? 当然だよね。まだ世に出たばかりなのに、Android Wearは意外なほどかっこいい。

でも、気をつけた方がいい。今のところは、ウォッチと相性の悪いスマートフォンが多いのだ。

この問題は、Androidそのものと同じぐらい古い。つまり、今のAndroidスマートフォンの多くは、日付時刻機能がないのだ。多くというより、ほとんど。

いまどき、そんなこと、信じられる?

Googleが挙げている数字では、今世界中に出回っているAndroid携帯の13.6%が、Android OSの最新バージョンAndroid 4.4を使用している。

この13.6%の計算のベースに、今では使われていないG1機などは入っていない。2014年6月4日現在で、実際に動いているAndroid機がベースだ。

一方、Android Wearウォッチは、Android 4.3以上を搭載しているスマートフォンでないとコミュニケーションできない。

アクティブなAndroid携帯の23.9%がAndroid 4.3または4.4なので、Android WearフレンドリなAndroidスマートフォンは全体の1/4弱だ。

もちろんこの数字は徐々に大きくなるだろうが、その歩みは遅い。4.3/4.4が23.9%になるのにも、1年近くかかっている。

これは、Android Wear機のメーカーにとって厳しい状況だ。しばらくは、どんなウォッチを出しても、大ヒットにはならないだろう。しかもまだ、分かちあうパイの大きさが小さい。それに、そのパイの3/4は生焼けだった。

(Android Wearウォッチをギフトとして贈ることも難しい。相手の携帯の機種などを、前もって知る必要がある。)

もちろん、Samsung/LG/Moto/ASUS/などなどがAndroid Wearウォッチを早々と発売したのは、たいへんすばらしいことだ。問題は、出足がそれほどよろしくないだろう、ということ。これらの初期製品の発売は、一種の市場調査と考えた方がいいかな。

自分が今持ってるAndroid携帯のOSのバージョンなどがよくわからない人は、Googleがここでチェックしてくれる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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