AOKIがビジネスウェアの定額レンタルサービスを4月から開始、専門スタッフがコーディネート

suitsboxのFacebookページより

ここ最近、専門家がユーザーに合わせてオーダーメイドしたものを、定期購入や月額レンタルといったサプスクリプションモデルで提供するプロダクトが増えてきている。

中でも盛り上がっているのがファッションの分野だろうか。定額制のファッションレンタルサービスとして、2015年2月にリリースされた「airCloset(エアークローゼット)」は会員数15万人を突破。運営元のエアークローゼットは累計で2桁億円の資金調達をしている。

近いものではストライプインターナショナルの「メチャカリ」があるほか、レンタルではないがスタートトゥデイもZOZOTOWN内の新サービスとして「おまかせ定期便」を始めたばかりだ。

この流れは何もカジュアルウェアに限った話ではない。4月30日にリリースされる予定の「suitsbox」はビジネスウェアの定額制レンタルサービス。開発しているのは「スーツのAOKI」でおなじみのAOKIだ。

suitsboxは同社がこれまで蓄積してきたビジネスウェアのサイジングデータと独自のロジックを活用し、申し込み時のQ&Aで最適なサイズを分析。ユーザーの要望に合わせてスタイリストがコーディネートしたスーツ・シャツ・ネクタイをセットで提供するというサービスだ。

2018年2月の時点で提供可能な商品サイズは、身長160cm〜180cm、ウェスト74cm〜90cmの範囲。
「お試しライトコース(月額7800円)」「スタンダードコース(月額1万5800円)」「アドバンスドコース+(月額2万4800円)」という3つのコースを設けている。

到着した商品が好みに合わなかった場合、月に1回無料で交換が可能。交換や返却時のクリーニングは不要だ。1ヵ月に何度も交換できる借り放題サービスもオプションで用意するという。

suitsboxは4名の若手社員が中心となって立ち上げた新規プロジェクトで、昨年Makuakeでクラウンドファンティングにも挑戦し、話題を集めた(目標金額の223%の達成)。

今後は季節に応じたビジネスウェアに加えてカジュアルウェア、パーティーウェア・コーディネートアイテムの全てを体験できるようなサービスに拡張していく方針。まずはビジネスウェア市場の活性化とユーザー数1万人を目指していくという。

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TechCrunch Japan

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