今日(米国時間1/1)InsightsOneの買収を発表したAPI管理・分析サービスのApigee が、SECへの提出書類で、買収手段には2050万ドルの株式取引も含まれる、と公表した。
今日のそのRegistration Dと呼ばれる提出書類には、買収と関連して2050万ドルの株取引が行われた、と書かれている。Apigeeの声明文では、それは新たな資金調達ラウンドを終了したのではなく、InsightsOneの買収に関連する登録書類だ、と言っている。買収額は記されていないが、両社間の株式取引にはSECへの登録が必要なのだ。
2005年以降Apigeeが調達した資金総額は1億750万ドルであり、これには今回の2050万ドルの株式取得は含まれていない。かつてのSonoa SystemsからApigeeに改名した同社は、API管理サービスを提供するクラウドゲートウェイを開発した。7月に同社は、BlackRock, Inc.やAccentureなどから3500万ドルを調達している。
ビッグデータを分析してその将来傾向を予測するInsightsOneを買収したことによりApigeeは、複数のデータソースの中にパターンを見つける機能をサービスに含めることができる。たとえば保険医療サービスとそのAPIを提供しているApigeeの顧客ユーザは、顧客の不満が生じそうな動向を事前に把握し、対策できるだろう。
一方3年前に創業されたInsightsOneは、2012年にNorWest Venture Partnersと数人のエンジェル投資家から430万ドルを調達している。
Apigeeにとっては、今年が正念場になる。買収されて大金を手にする可能性もあり、あるいはIPOかもしれない。今回ビッグデータ分析企業を買ったのは正解と思えるが、問題はそれを魅力として、今後ユーザが格段に増加するか否かだ。
(画像提供: Flickrより。)
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))