2020年のオンラインWWDCではApple TV+はさほど大きくフィーチャーされていなかったが、キーノートで「ファウンデーション」の最初のティーザー予告編が公開された。
このシリーズはIsaac Asimov(アイザック・アシモフ)のSF古典をベースとしている。銀河帝国の崩壊とそれに続く混乱の期間をできる限り短縮するためにハリ・セルダンが発明した心理歴史学が重要なモチーフだ。
YouTubeなどオンラインで公開された予告編はWWDCのライブストリーミング版より長く、製作総指揮兼ショーランナーのDavid S. Goyer(デビッド・ゴイヤー)氏のコメントも収められている。TechCrunchでもアシモフの生誕100年を記念した記事を掲載しているが、ゴイヤー氏は「この50年、『ファウンデーション』の映画化が模索されてきた。アシモフのこのシリーズは『スター・ウォーズ』にも極めて大きな影響を与えている。史上最高のSFだ」と述べている。予告編にはゴイヤー氏をはじめとするクリエイターのチームがこの作品の映画化にどのように取り組んだか、ヒントもある。
原作は何世紀もの期間に及んでおり、主人公も作品ごと代わっている。動画ではJared Harris(ジャレッド・ハリス)がセルダン役を続けるように思えるが、途中で別の俳優に代わる可能性もある(Netflixの「ザ・クラウン」でハリスが演じたジョージ6世はすぐに消えてしまった)。
また、主要な登場人物には非白人の女性が含まれている。原作にはアクション場面が少なく会話が多いが、Apple TV+の動画版ははるかに視覚的に魅力的なスペクタクルとなっている。
「ファウンデーション」のリリースは2021年に予定されている。
[原文へ]
(翻訳:滑川海彦@Facebook)