不等式: 供給 < 需要
数時間前にオンラインの予約受け付けを開始したApple Watchは、配送や店頭手渡しが4月24日からとの約束だったが、早くも、一部の機種は注文がAppleの想定を超えて殺到したため出荷が6月に延期された。
今日からオーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、日本、イギリス、合衆国の8か国9地区で予約受け付けを開始したApple Watchには“機種”(モデル)が38種類ある。
Apple USとApple UKのWebストアでデリバリが6月に延期されたモデルの中には、Apple Watchのもっとも高価な機種Editionもある(上図)。4〜6週間後の機種は探せばまだあるが、その多くは低価格のSportでも高級モデルのEditionでもなく、中位の価格の製品だ。
Appleの中国のWebストアでもさまざまなモデルが6月出荷になっていて、Editionモデルの一部は単純に‘在庫なし’と書かれている。
残念がらわれわれの手元には、Apple Watchの需要と供給の量を示す具体的な数字はない。そこが問題だ。
大量の需要があることは、明らかだ。でも売上の数値が公式に発表されるまでは、その大きさは分からない。しかし、春になったらAppleの高価な腕輪を買える、と楽しみにしていた人は、運良く?不人気のモデルを選んだ人をのぞいては、夏まで待たされることになったかもしれない。
Appleがスマートウォッチを作っていることを確認したのは2014年のイベントのときだった。そのときは、そのウェアラブルは“来年の初頭に”発売、と言っていた。