ラスベガスで今週開催しているCES(コンシューマー電化製品ショー)でAvegantは新製品の展示を行っている。元々Kickstarterでファンディングを達成したプロジェクトで、Glyphという名のメディアプレーヤーとヘッドセットが合わさった製品だ。
3D映像を見る機能を備えたこのウェアラブルデバイスは、HDMIコネクターでコンピューターやスマートフォンとつなぐことができる。プライベートな視聴スクリーンから映画を見たり、インターネットを利用したりすることができる。向きを変えればヘッドフォンとしても利用可能だ。
TechCrunchはAvegantのチーフ・マーケティング・オフィサーである Richard Kerrisに話を聞いた。Glyphを使えばユーザーは「好きなものをどこでも見れる」とKerrisは言う。例えば、飛行機に乗っている時もプライベートな空間で映画を見たり、メールをチェックしたりできるという。
スクリーンにはゴリラガラスを搭載し、「細かな100万個の鏡を使って映像を目に投影する」とKerrisは説明する。
このウェアラブルデバイスの見た目は、他の仮想現実のヘッドセットに良く似ているが、特徴は違うのだという。Oculusのような仮想現実ヘッドセットはユーザーを全く違う世界へと連れて行くが、Glyphは「自分が現在いる空間にも注意が向く」ようになっていて、周囲の環境を認識したままコンテンツを楽しむことができるとKerrisは説明する。
今月から予約注文を受け付け、15日までは599ドルで購入できる。それ以降は699ドルで小売販売を行う予定だ。
Avegantはレッドウッドシティに拠点を置き、Intel Capitalらから3000万ドル以上を調達している。
[原文へ]