「動画ライター」という言葉がちょっと流行りはじめるかもしれない。
動画スタートアップのViibar(ビーバー)は9月7日、同社が運営するメディア「bouncy」において、各方面で活躍するライターやインフルエンサーを動画ライターとして起用し、彼らが“動画で記事を書く”連載企画「bouncy columns」をはじめる。bouncyは、ニュースからライフスタイル情報までさまざまな情報をスマートフォンで観やすい短尺動画形式で伝える動画メディアだ。
ライターといえば、通常は文字を使ってニュースやストーリーを伝える人のことを指すが、彼らがもつノウハウはたとえその手段が動画という形になったとしても活用できると話すのは、bouncy編集長の清田いちる氏だ。
「取材やレビューのやり方、視点や切り口や論点の設定、解説や説明の説得力、読者やネットを意識したコンテンツ作りのマインドといった部分は、テキストのライターでも動画ライターでも共通して使えるスキルだと考える」(清田氏)
bouncyは自社で培った動画制作のノウハウを動画ライターたちに提供する。ノウハウの伝授は対面による指導で行うほか、動画ライター用に整備したマニュアルも渡しているという。現時点でbouncy columnsへの参加が決定している動画ライターは、ライター兼ゲーム実況者の砂流恵介氏など3名。Viibarは年内に10名の動画ライターによる連載開始を目指すとしている。
動画ライターによる記事の配信は、本日よりbouncyのWebサイト、Facebook、Twitter、Instagramにて実施する予定だ。