Goebel Furnitureの連中は昔流のやり方ですばらしい木製家具を作っているが、デザインのバラエティはCAD/CAMと3Dプリントによるモデルで作り、それから各部材を顧客の注文にぴったり合わせて正確に彫ったり削ったりしていく。Martin Goebelが経営するこの企業は、商用家具と一般家庭用の家具を作っている。商用と言っても、すごくずっしりしていて、心温まるデザインだ。家庭用家具には、遊び心がある。
セントルイスにあるGoebelのワークショップを訪ねたら、彼はそこでハードウッドを寝かせ、それを見事に成形していた。トレンディなウィスキーバーのある通りをずっと行くと古い自動車販売店があり、その中の一角に、隠れるようにして彼の作業場がある。その建物の背後から近づくと、濃密なおがくずの香りに迎えられ酔いそうになる。裏口が入り口であり、正面入口はない。路地から入ろうとすると、会社で飼ってる犬たちが軽快に駆け寄って歓迎してくれる。主人のGoebelは熟練の木工職人で、人間的魅力とびしっとした規律感の両方がある。この楽しい場所から、すばらしい作品が生まれているのだ。
上のビデオを楽しくご覧いただけたら、同社のWebサイトにも行ってみよう。