偽の友達リクエストを受け取ったことのある人なら、Facebookにスパマーがいることをご存じだろう。しかし、Facebookは彼らとの戦いに勝利しつつある。Facebookの推定によると、月間ユーザー数の中に「好ましくない」ユーザー、即ちスパマー・アカウントが占める割合は、2012年6月の1.5%から0.9%に減少した。これは、昨年中頃まで1500万人以上いた問題児たちが37%減って950万人程度になったことを意味している。
Facebookはこれらの数値を、2012年Q4決算報告書の23ページに埋もれさせている。そこには「好ましくないアカウント」が、「スパム行為等、本サービスの利用規約に違反する目的で使われることを意図していると当社が認めたユーザープロフィール」と定義されている。Facebookのバイラルな特性と様々なコミュニケーション手段を考えれば、スパマーの追放は不可決だ。
彼らは生き延びることが許されると、偽の友達リクエストやつながっているユーザー全員をタグ付けした写真、詐欺的なイベント招待状など、通知を発生させるあらゆる方法をサイトに蔓延させ。しばしばこうしたスパマーは、フィッシング手法を使って他のユーザーからFacebookのログインパスワードの盗み出す。その後、スパマーは何も知らないユーザーのアカウントを使ってその友達を攻撃し始める。
しかしFacebookには、その一歩先を行くことに特化した専門家集団がいる。最近私が上に貼った2つの友達リクエストを受け取ったことを考えると、彼らの仕事は山ほどありそうだ。個人的には、6人以上タグ付けされていて一人も顔の写っていない写真に対する厳格なフィルターが役に立つと思う。無料の航空券や安い靴を宣伝する10人以上タグ付けされたスパム写真をまだ頻繁に見かける。しかし聞くところによると、セキュリティーチームのメンバーはしばしばスパマーのふりをして秘密のハッカーフォーラムに潜入し、Facebookの自動セキュリティーシステムを出し抜く最新技術を学んで、そうした抜け穴を防いでいるそうだ。
これは、Facebookの残る10億5500万人のアカウントが実在する人間であるという意味ではない。同社は月間ユーザーの1.3%が「誤って分類された」、即ち企業や組織やペットのために誤って作成された個人アカウントであると推定している。それでも、総ユーザー数の2.4%だった2012年6月に比べると数は減ってきているので、世界は賢くなりつつある。ここでの教訓。もしFacebookでスパマーを見つけたら通報すること。そして、子猫のためのプロフィールを作らないこと。Mr. ウィスカーズには公式Facebookページを作ってあげよう。
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(翻訳:Nob Takahashi)