ニューヨーク市の地下鉄にて米国時間5月31日からコンタクトレス支払いへの対応が始まるが、その支払い方法がさらに広がる。Google(グーグル)やApple(Apple)に続き、Fitbit(フィットビット)も自社のモバイル支払いシステムがMTA(ニューヨーク州都市交通局)に対応すると発表した。
金曜日からは、Fitbit Charge 3 Special Edition、Versa Special Edition、Fitbit Ionicのユーザーは一部の地下鉄駅やバスにて、モバイル支払いが可能になる。パイロットプログラムは4系統/5系統/6系統のマンハッタン・グランドセントラルからブルックリン・アトランティックアヴェニューバークレイセンターと、ステーテンアイランドのすべてのバスにて開始される。
このシステムは、スマートウォッチやヘルストラッカーのNFCチップを支払いに利用する。まずは片道の乗車だけでスタートするので、1日/週間/月間の乗車券で交通費を節約している地元民にとって、あまり興味を引くものではない。MTAは2021年までに乗車オプションを追加し、すべてのバスと地下鉄にて対応させる計画だ。
現時点では、この新システムが交通に与える影響への懸念もある。乗客が使い方に慣れるまで、改札口では渋滞ができるかもしれない。しかし将来的には、MetroCardを探す必要がなくなり、乗客の時間を節約してくれるはずだ。
Fitbit Payはシカゴやシンガポール、シドニー、台湾、バンクーバーとロンドンの交通システムでも利用できる。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)