昨年の最終四半期(会計年度第三四半期)に149億ドルの売上を報告したGoogleが、今日(米国時間1/8)はフランスのデジタルプライバシー監視機関CNILから15万ユーロの罰金(20万ドルあまり)を宣告された。付随してGoogleは、今後8日以内にgoogle.frが採用する新方針を書面で提示しなければならない。
2012年の初めにGoogleは、これまで各アプリケーションごとだったプライバシーポリシーを単一化し文書化した。EUのデータ保護当局はGoogleのこの方針変更を調べて、それを違法と判断し、Googleに方針の変更を何点か求めたが、Googleはそれに応じなかった。
フランスがGoogleに求めたのは、EU当局よりも少ない変更で、その要求は、データ保持期間の定義、ユーザデータを組み合わせて利用することへの制限、受動的なユーザデータ(ユーザが意志的に提供したのではないデータ…各種閲覧履歴など)の公正な収集と処理、などを含んでいた。
CNILやEUのそのほかのデータ監視当局は、一斉に執行手続きを開始し、1月3日にこのささやかな罰金を決定した。
Googleの今の大きさなら、15万ユーロは痛くもかゆくもないだろう。むしろこの額は、専門の弁護士たちが計算した額より小さいのである。たとえばSafariのプライバシー設定をGoogleが無視しバイパスしている件で合衆国の連邦通信委員会(FTC)は、2200万ドルを要求した。ユーザの個人データを濫用したとしてスペインは最近同社に、90万ユーロの罰金を課した。
しかしフランスの場合は、CNLIの最大賦課額が15万ユーロと決まっているようで、しかし3か月以内にGoogleがプライバシーポリシーの変更を行わなかった場合にはさらに30万ユーロが賦課される。CNILによると、これは同機関が発令した罰金として過去最高の額だそうだ。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))